海外旅行は非日常を楽しめる一方で、紫外線や乾燥、水質の違い、生活リズムの乱れなどにより、肌荒れに悩まされる人も少なくありません。特に環境変化の影響を受けやすい肌は、正しい知識がないまま過ごすと、旅行中だけでなく帰国後までトラブルが長引くこともあります。
今回の記事では、海外旅行で肌荒れが起こる原因について詳しく解説します。旅行中に実践したい対策やNGスキンケアも紹介しているので、海外旅行を控えている方は参考にしてください。
海外旅行で肌荒れが起こる6つの原因

「普段はトラブルが少ないのに、海外旅行中は肌荒れしてしまう」と感じる人は少なくありません。環境や生活習慣が大きく変わる海外では、肌にとって刺激となる要素が一気に増えます。
ここでは、海外旅行で肌荒れが起こりやすい原因を6つ解説します。
紫外線
海外では、日本よりも紫外線が強い地域が多く、肌へのダメージが蓄積しやすくなります。特にオーストラリアやハワイなどでは、短時間の外出でも紫外線量が多いため、日焼けに加えて乾燥や炎症も引き起こしやすいです。
紫外線は肌のバリア機能を低下させ、水分を保持する力を弱めてしまいます。その結果、ニキビや赤み、かゆみなどの肌荒れが起こりやすくなります。曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、油断せずに対策することが重要です。
乾燥
海外旅行で多くの人が実感するのが、肌の乾燥です。日本より湿度が低い国では、空気中の水分が少なく、肌の水分が蒸発しやすくなります。
さらに、飛行機内は極度に乾燥しているため注意が必要です。長時間フライトでは、肌のうるおいが一気に奪われてしまいます。
乾燥した状態が続くと、肌のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなります。その結果、粉ふきや化粧ノリの悪化、ニキビなどの肌トラブルにつながるのです。
硬水
海外の水道水は、日本と違い硬水の地域が多く、肌への刺激となることがあります。硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多く含まれており、洗顔やシャワー後に肌がつっぱったり、かゆみを感じたりする原因になります。
特に敏感肌の人は、水質の違いだけで赤みや肌荒れを起こすことも少なくありません。毎日使う水だからこそ、気づかないうちに肌への負担が蓄積してしまう点に注意が必要です。
時差・生活リズムの乱れ
海外旅行では、時差や移動によって生活リズムが乱れやすくなります。睡眠不足や不規則な生活は、自律神経やホルモンバランスを崩し、肌のターンオーバーにも悪影響を与えるため注意しましょう。
特に夜更かしや睡眠の質の低下は、肌の修復が十分に行われなくなり、ニキビやくすみ、肌荒れの原因になります。旅行中は楽しくて無理をしがちですが、その積み重ねが肌トラブルにつながることを理解しておくことが大切です。
食生活の変化・栄養不足
海外では外食が増え、油分や糖分の多い食事に偏りがちになります。野菜や果物の摂取量が減ると、ビタミンやミネラルが不足し、肌の調子に影響が出やすくなります。
また、暴飲暴食やアルコールの摂取が増えることも、肌荒れの大きな原因です。腸内環境が乱れた結果、肌荒れとして表面に現れることがあります。
ストレス・疲労
海外旅行中は楽しい反面、言葉の壁や文化の違い、治安への不安など、無意識のうちにストレスや緊張を感じています。さらに、長時間移動や観光による疲労が重なり、心身ともに負担がかかっている状態です。
ストレスや疲労は自律神経のバランスを崩し、皮脂分泌の乱れや免疫力の低下を招きます。その結果、ニキビや肌荒れ、かゆみなどのトラブルが起こりやすくなるわけです。
海外旅行の肌荒れを防ぐ5つの対策

海外旅行中の肌荒れは、事前の準備と現地での意識次第で大きく防ぐことができます。特別なケアをする必要はなく、「刺激を減らす」「うるおいを守る」「内側から整える」といった基本を押さえることが大切です。
ここでは、海外旅行の肌荒れに有効な対策を5つ解説します。
スキンケア用品は使い慣れているものを持参する
海外旅行では現地でスキンケア用品を購入することもできますが、成分や使用感が合わず、逆に肌荒れを招いてしまうケースも少なくありません。肌が敏感になりやすい旅行中こそ、普段から使い慣れているスキンケア用品を持参することが重要です。
化粧水や乳液、クリームなどはもちろん、敏感肌の人は低刺激タイプを選びましょう。飛行機内や外出先でも使えるよう、ミニサイズや詰め替え容器を用意しておくと安心です。
普段以上に保湿を心がける
海外は日本より乾燥している地域が多く、さらに機内の乾燥も重なるため、肌の水分は想像以上に奪われています。そのため、海外旅行中は「普段以上の保湿」を意識することが欠かせません。
洗顔後は時間を置かずすぐに保湿し、乾燥を感じたら日中でもクリームやミスト化粧水でケアしましょう。夜は保湿力の高いアイテムを使い、肌をしっかり守ることが、肌荒れ予防につながります。
紫外線対策を徹底する
海外では紫外線量が日本より多い地域も多く、短時間の外出でも肌に大きなダメージを与えることがあります。紫外線は日焼けだけでなく、乾燥や炎症、肌のバリア機能低下の原因になります。日焼け止めは朝だけでなく、こまめに塗り直すことが重要です。
また、帽子やサングラス、長袖の羽織ものを活用し、物理的に紫外線を防ぐことも効果的です。曇りの日でも紫外線は出ているので、油断しないようにしましょう。
内部ケアも意識する
肌荒れ対策は外側のケアだけでなく、内側からのケアも大切です。海外旅行中は水分不足になりやすいため、意識的にこまめな水分補給を心がけましょう。
また、外食が続きがちな場合は、野菜や果物を意識して取り入れることも重要です。ビタミン剤や乳酸菌サプリなどを持参すると、栄養バランスの乱れを補いやすくなります。体の内側が整うことで、肌の調子も安定しやすくなります。
帰国後もスキンケアをしっかり行う
海外旅行中のダメージは、帰国後に肌荒れとして現れることも少なくありません。そのため、帰国後も油断せず、スキンケアを丁寧に行うことが大切です。
数日間は保湿を重視し、刺激の少ないケアを心がけましょう。肌の調子が戻るまでは、濃いメイクを控え、しっかり睡眠を取ることも重要です。もし肌荒れが長引く場合は、早めに皮膚科を受診することも検討しましょう。
海外旅行中に避けるべき3つのスキンケア

海外旅行中は、乾燥や水質、紫外線など、肌にとって過酷な環境にさらされやすくなります。そのような状態で普段通り、もしくはそれ以上のスキンケアを行うと、かえって肌荒れを悪化させてしまうことも少なくありません。
ここでは、海外旅行中に特に避けたいスキンケア方法を3つ紹介します。
石鹸を使う
海外の水道水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を多く含む硬水です。石鹸は硬水と結合しやすく、石鹸カスが発生しやすくなります。石鹸カスは肌に残りやすいため、洗い流したつもりでも毛穴や肌表面に付着してしまうことがあります。
石鹸カスは、肌のつっぱり感やかゆみ、赤みなどの肌トラブルを引き起こす原因の一つです。特に敏感肌の方は刺激を感じやすく、肌荒れが悪化してしまいます。そのため、海外旅行中に洗顔する際は、洗い流さない拭き取りクレンジングの使用がおすすめです。
ダブル洗顔をする
クレンジング後に洗顔料を使うダブル洗顔は、海外旅行中だと肌への負担が大きくなりがちです。水質の違いや乾燥した空気の影響で、肌はすでに刺激を受けやすい状態になっています。
そこにダブル洗顔を重ねると、皮脂を取りすぎてしまい、乾燥や赤み、かゆみの原因になることがあります。旅行中は、洗浄力が高すぎないクレンジングのみで済ませるなど、肌への負担を減らす工夫をしましょう。
スクラブを使う
角質ケアとしてスクラブを取り入れている人も多いですが、海外旅行中の使用は避けたほうが無難です。スクラブは古い角質を除去できる反面、肌表面を傷つけやすく、バリア機能を低下させる恐れがあります。
紫外線や乾燥によるダメージを受けている状態でスクラブを使うと、炎症や肌荒れを悪化させてしまうこともあります。海外旅行中は角質ケアをお休みし、保湿を最優先にすることが、肌トラブルを防ぐポイントです。
正しい対策で海外旅行中の肌荒れは防げる
海外旅行中の肌荒れは、紫外線や乾燥、硬水、生活リズムの乱れ、食生活の変化、ストレスなど、さまざまな要因が重なって起こります。しかし、原因を正しく理解し、事前準備と現地でのケアを意識することで、多くの肌トラブルは防ぐことが可能です。
使い慣れたスキンケア用品を持参し、普段以上に保湿と紫外線対策を徹底すること、刺激の強いスキンケアを避けて肌を「守る」意識を持つことが重要です。また、内側からのケアや十分な休息も肌の状態を整える大切なポイントです。本記事を参考にして、海外旅行中も健やかな肌を保ちましょう。


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