「海外旅行の予定が決まったのに、生理と被りそうで不安…。」そんな悩みを抱える方は、少なくありません。長時間の移動や慣れない環境、言葉の壁など、海外ならではの状況で体調管理はとても重要です。
事前にしっかり準備をしておけば、安心して旅行を楽しむことができます。今回の記事では、海外旅行と生理が被りそうなときに知っておきたい対策や、万が一の時に役立つアイテムについて詳しく解説します。
海外旅行と生理が被りそうなときの事前準備

海外旅行中に生理が被る可能性がある場合、事前準備の有無で快適さは大きく変わります。海外では日本と同じ感覚で生理用品を購入できなかったり、体調不良時にすぐ休めなかったりすることも珍しくありません。
また、長時間のフライトや時差、気候の変化は体に想像以上の負担を与え、生理症状が重くなるケースもあります。そのため、出発前から「もしものとき」を想定した準備が重要です。
ここでは、海外旅行と生理が被りそうなときに押さえておきたい具体的な対策を紹介します。
生理日を早めるor遅らせる
旅行日程と生理が重なりそうな場合、婦人科で相談して生理日を調整するという選択肢があります。低用量ピルや中用量ピルを服用することで、生理を早めたり遅らせたりすることが可能です。
特に生理を早めた方が、体調が良い状態で海外旅行を楽しめるようになります。生理日を遅らせると、生理前の状態が旅行中に続くため、普段よりも体がむくみやすかったり、精神が不安定になりやすくな流ので注意が必要です。
なお、生理を早める場合は、海外旅行と被る可能性が高い生理の1つ前の生理が始まってから5日目までに低容量ピルの服用を開始します。14日以上低用量ピルを服用した後に、服用をやめると2〜3日後に生理が来る仕組みです。
特に長距離移動やアクティブな予定が多い海外旅行では、生理による体調不良や不便さを避けられるメリットは大きいでしょう。ただし、ピルには副作用が出る場合もあるため、初めて使用する人は旅行直前ではなく、余裕をもって医師に相談することが大切です。自己判断せず、必ず専門家の指示に従いましょう。
滞在日数よりも少し多めに下着を用意する
旅行中に生理が来ると、想定よりも多く下着が必要になることがあります。経血量が増えたり、移動中に交換できなかったりすると、汚れてしまう可能性もゼロではありません。
そのため、滞在日数ぴったりではなく、2〜3枚ほど多めに下着を持っていくと安心です。生理用ショーツや速乾性のある下着を選んでおくと、万が一のときも気持ちに余裕が持てます。
生理用ナプキン・タンポンは吸収力の高いものを選ぶ
海外でも生理用品は購入できますが、日本製と比べて品質や使い心地が異なる場合があります。肌に合わなかったり、吸収力が不十分だったりすると、ストレスにつながりやすいです。
そのため、使い慣れた生理用ナプキンやタンポンを日本から持参しましょう。特に長時間のフライトや観光中は、こまめに交換できないこともあるため、吸収力の高いタイプを選ぶと安心できます。かさばりにくい薄型タイプを組み合わせて持っていくのもおすすめです。
飲み慣れた鎮痛剤を持っていく
生理痛は、海外旅行中に悪化することもあります。現地の薬局で鎮痛剤を購入することも可能ですが、成分や効き目が日本のものと異なり、言語の壁で説明が難しい場合もあります。
そのため、普段から飲み慣れていて、自分の体に合っている鎮痛剤を持参すると安心です。機内持ち込みや入国制限について事前に確認した上で、必要な分量を準備しておきましょう。体調への不安が減ることで、海外旅行をより楽しめるようになります。
海外旅行と生理が被ってしまったときに役立つアイテム6選

長時間のフライトや移動、トイレ環境が整っていない海外の観光地では、日本にいるとき以上に「漏れ」「交換のタイミング」「体調管理」が気になるでしょう。
海外旅行中に生理が被ってしまっても、便利なアイテムを上手に活用することで、不快感や不安を大きく減らすことができます。ここでは、海外旅行と生理が被ってしまったときに役立つアイテムを6つご紹介します。
月経カップ
月経カップは、腟内に装着して経血を受け止める生理用品で、長時間の使用が可能なのが大きな特徴です。最大で8〜12時間装着できるため、フライトや長距離移動、観光中など、頻繁にトイレに行けない場面でも安心感があります。
使い捨てではないので、生理用ナプキンを大量に持ち歩く必要がなく、荷物を減らせる点も海外旅行向きです。慣れるまでは練習が必要ですが、事前に自宅で使い方を試しておくことで、現地でも快適に過ごせます。
吸水ショーツ
吸水ショーツは、ショーツ自体に経血を吸収する機能が備わっているアイテムです。生理用ナプキンやタンポンと併用することで、万が一の漏れ対策として活躍し、経血量が少ない日であれば単体でも使用できます。
海外旅行中は移動時間が長く、交換が遅れがちになることもあるため、吸水ショーツを履いておくことで精神的な安心感が得られます。洗って繰り返し使えるので、環境面やコスト面でもメリットがあり、海外旅行に持っていくと心強いアイテムです。
サニタリーショーツ
サニタリーショーツは、防水布やフィット感のある設計で、生理用ナプキンがズレにくく漏れにくいのが特徴です。海外旅行中は歩く時間が長くなりがちですが、しっかり体にフィットするサニタリーショーツなら、長時間の観光でも快適に過ごせます。
また、経血が付いても落ちやすい素材のものを選べば、洗濯が必要になった場合も対応しやすいです。普段使い慣れているものを複数枚持参することで、生理期間中の不安を軽減できます。
着圧ソックス
生理中は血行不良やむくみ、冷えを感じやすくなります。そこに長時間のフライトや移動が重なると、足のだるさや疲労感がさらに増すケースも少なくありません。
着圧ソックスは、足を適度に圧迫することで血流をサポートし、むくみや疲れを軽減してくれるアイテムです。特に機内や夜間の移動時に着用すると、体への負担を和らげる効果が期待できます。生理中の体調管理だけでなく、エコノミークラス症候群対策にも役立ちます。
ストレッチボール
ストレッチボールは、生理痛や腰の重だるさを感じるときに役立つアイテムです。小さくて軽いため、スーツケースや機内持ち込みにも入れやすく、旅先でも手軽にセルフケアができます。
腰やお尻、太もも、足裏などに当てて転がすことで、筋肉の緊張をほぐし、血行促進が期待できます。ホテルでのリラックスタイムや長時間歩いた後のケアとして使うことで、生理中でも翌日に疲れが残りにくくなるでしょう。
サニタリーバッグ
サニタリーバッグは、使用済みの生理用ナプキンやタンポンを一時的に保管できる専用の袋です。海外ではトイレにサニタリーボックスが設置されていない場合も多く、処理に困ることがあります。
防臭・防水機能のあるサニタリーバッグを持っていれば、部屋に持ち帰る必要がある場合でも安心です。また、替えの生理用ナプキンや小物入れとしても使えるため、1つ持っておくと重宝します。生理中のストレスを減らす心強いアイテムです。
生理中に海外旅行に行くときの3つの注意点

生理中に海外旅行へ行く場合、普段よりも体への負担が大きくなりやすいため、行動や体調管理には特に注意が必要です。長時間の移動や慣れない環境、時差や気候の変化は、生理痛やだるさを悪化させる原因になります。
しかし、いくつかのポイントを意識するだけで、体調不良を最小限に抑えることができます。ここでは、生理中でも海外旅行をできるだけ快適に楽しむために、押さえておきたい3つの注意点を紹介します。
できるだけ立ちっぱなしは避ける
生理中は血行の変化やホルモンバランスの影響で、貧血やめまい、疲労感を感じやすくなります。その状態で長時間立ちっぱなしになると、体調を崩す原因になりかねません。海外旅行では観光地での行列や公共交通機関の待ち時間など、立っている時間が長くなる場面が多くあります。
可能であれば、こまめに休憩を取り、ベンチやカフェで座る時間を意識的に確保しましょう。無理のないスケジュールを組むことが、生理中の体調悪化を防ぐポイントです。
体を冷やさないようにする
生理中に体が冷えると、血流が悪くなり、生理痛や腰のだるさが強くなることがあります。海外では冷房が強く効いている施設や、朝晩の冷え込みが厳しい地域も多いため注意が必要です。
薄手のカーディガンやストール、腹巻きなどを持参し、冷えを感じたらすぐに調整できるようにしましょう。また、冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎないことも大切です。体を温かく保つことで、生理中の不調を和らげてくれます。
水分補給をしっかりする
生理中は体内の水分バランスが崩れやすく、知らないうちに脱水気味になることがあります。さらに海外旅行中は移動や観光に夢中になり、水分補給を後回しにしてしまいがちです。水分が不足すると、頭痛やだるさ、むくみの原因になることもあります。
こまめに水を飲む習慣をつけ、常に飲み物を携帯するようにしましょう。カフェインの摂りすぎには注意し、ミネラルウォーターやハーブティーなどを選ぶのがおすすめです。
海外旅行中の生理についてよくある質問

海外旅行中の生理は、「これって大丈夫?」「どうすればいいの?」と疑問や不安が次々に出てきやすいものです。特に飛行機内や現地でのルール、生理用品の扱いについては、日本と勝手が違う場合も多く、事前に知っておくことで安心感が大きく変わります。
ここでは、海外旅行中の生理に関して多くの人が疑問に感じやすいポイントをQ&A形式で分かりやすく解説します。
飛行機に生理用品は持って行ける?
基本的に、ナプキンやタンポン、月経カップなどの生理用品は、飛行機の機内持ち込み・預け荷物のどちらでも問題なく持って行けます。液体ではないため、数量制限もありません。
ただし、月経カップの洗浄用として液体の洗浄剤を持ち込む場合は、機内持ち込みでは容量制限(100ml以下)に注意が必要です。長時間のフライト中にすぐ交換できるよう、最低限の生理用品は必ず機内持ち込みバッグに入れておくと安心です。
機内でも生理用ナプキンは交換できる?
機内でも生理用ナプキンは問題なく交換できます。サニタリーボックスがない飛行機に乗ったときは、トイレットペーパーに使用済みナプキンを包んでゴミ箱に捨てるのが一般的です。
トイレに流すのは詰まりの原因となるため、絶対に避けましょう。また、機内のトイレは混み合いやすいので、離着陸の前後は避けて交換しておくと安心です。替えの生理用ナプキンは、座席に持ち込む小さなポーチに入れておくと、スムーズに交換できます。
海外旅行に生理用ナプキンは何枚持って行くべき?
持って行く生理用ナプキンの枚数は、旅行日数と自分の経血量を基準に考えるのがおすすめです。目安としては、1日あたり5〜6枚を想定し、そこに予備として2〜3日分を追加すると安心です。
海外でも生理用ナプキンは購入できますが、品質やサイズ、肌触りが合わないことも少なくありません。使い慣れたものを多めに持参することで、旅行中のストレスを減らせます。生理用ナプキンのかさばりを抑えたい場合は、圧縮袋の使用がおすすめです。
飛行機に乗ると生理が遅れるって本当?
飛行機に乗ること自体が直接生理を遅らせるわけではありませんが、長時間の移動や時差、環境の変化によるストレスがホルモンバランスに影響し、生理周期が乱れることはあります。特に海外旅行では生活リズムが大きく変わるため、生理が遅れたり早まったりするケースも珍しくありません。
多くの場合は一時的なもので、帰国後に自然と元に戻ることがほとんどです。ただし、長期間続く場合は医師に相談しましょう。
飛行機で有効な生理痛対策は?
飛行機で有効な生理痛対策は、体を冷やさず血流を保つことが重要です。機内は冷えやすいため、腹巻きやブランケットでお腹や腰を温めましょう。
こまめに水分を補給し、カフェインやアルコールは控えると痛みの悪化を防げます。座席では足首を回したり、軽く伸びをして血行を促進するのも効果的です。また、必要に応じて鎮痛薬を事前に準備しておくと安心してフライトを過ごせます。
海外旅行で生理用ナプキンのゴミはどう捨てれば良い?
海外では、日本のようにトイレ内にサニタリーボックスが設置されていないことも多く、ゴミの処理に困る場面があります。基本的にはトイレットペーパーに包み、ゴミ箱がある場合はそこに捨てましょう。
ゴミ箱がない場合に備えて、防臭・防水タイプのサニタリーバッグを持参しておくと安心です。宿泊先に戻ってから捨てることで、周囲に配慮しながら処理できます。
海外旅行で生理中に海に入っても問題ない?
生理中でも、タンポンや月経カップを正しく使用していれば、基本的に海に入ることは可能です。水に入ることで一時的に経血が出にくくなることもありますが、上がった後はすぐに交換する必要があります。
ただし、体調が優れない場合や生理痛が強いときは無理をしないことが大切です。また、衛生面を考慮し、使用後は速やかにシャワーを浴びて清潔を保ちましょう。自分の体調を最優先に判断することが重要です。
海外旅行と生理が被ったときに備えて事前にしっかり準備しよう
海外旅行と生理が被ってしまうと、体調面や衛生面、行動の制限など、さまざまな不安を感じやすくなります。しかし、事前にしっかり準備をしておけば、生理中であっても安心して旅行を楽しむことは可能です。
生理日を調整する選択肢を知っておくことや、使い慣れた生理用品・鎮痛剤を多めに用意することは、現地でのストレス軽減につながります。また、体を冷やさない工夫や無理のないスケジュールを意識することも大切です。
海外旅行では「想定外」が起こりやすいからこそ、生理への備えを万全にして、自分の体を最優先に行動しましょう。準備が整っていれば、不安に振り回されることなく、思い出に残る旅を楽しめるはずです。

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